Noriko Shimosaka
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自分で作ったものを売りたいけど、値段を付けられない Blog

生徒さんから、よく聞く悩みです。


私も、自分で作ったお花のアレンジメントを、知人に売る場面になった時、何をどう計算すればいいのか分からず、とりあえず、仕入れたお花代より高く撮れたらいいのかな。

恥ずかしい話ですが、その程度でした。

知人だから、安くしてあげよう。

そんなこともありました。

でも、それは大きな間違いだったということに気が付いたのは、それから大分時間が経ってから。

自分で作るものは、自分というブランド

自分で作るものの「価値」を決めるのは、お客さんではありません。

自分です。

費用を計算して、その後に自分の制作時間を「時給」としてどの位の価値があるのか、出来上がった商品を眺めてみて、どの位の価値を見出せるのか、
決めるのは自分なんです。

そして一つ、一つ、世に出していく商品が増えていく中で、
自分のブランドが確立していきます。
1万円でも、5万円でも、10万円でも、買いたいと思うお客様が付いてくれるかどうか。それは出来上がった商品と、もう一つは、作り手の確かな技術と人間性です。

自分ブランドの価値を決める要素は
商品価値と作り手の価値

価値の高い作り手、すなわち、技術の確かな作り手が作る商品には
「信頼」が伴います。
お花だったら、
「長持ちする」
「いざという時のお花はここで頼む」
「ここのセンスが好きだから」
「おまかせで素敵なものを作ってもらえるから」
「急な発注でも、納期を守ってもらえるから」
「作り手さんの人間性が好きだから」
「作り手さんのファンだから」

など。
特に最後の2つは、根強い信頼になります。

その信頼を勝ち取るためには、「確かな技術と他にないセンス」
そして、「作り手としての人間性」
これに尽きると、私は思います。

私にとっても、これは一生の課題。

確かな技術なしに、他にはないセンスは生まれない。

これは、これまでの経験を元に、確信したこと。

心に響く方がいたら、嬉しいです。