
私は30代から会社員をしながら、花のお仕事を副業で始めました。
その頃は会社員の仕事が、40代になると辛いものになるとは、考えもしませんでした。
私の場合は、40代から責任が重くのしかかるポジションとなり
24時間を本業に捧げるような生活になっていました。
副業などやる余裕は、徐々になくなってしまいました。
そこで「何のために仕事をするのか」という壁に突き当たり
本業をキッパリとやめ、花仕事を選択しました。
コロナという落とし穴
晴れてフリーランスとなり、花仕事1つで頑張るぞ!!
と意気込んだ途端に、コロナになりました。。。。
もちろん仕事はゼロ。収入ゼロ。
やむなく50歳でアルバイトを探すハメになりました。
そこで愕然としたんです。
50代は面接で落とされる。
その事実を身をもって知りました。
オンラインの面接すら、してもらえない業種がたくさんありました。
50歳を過ぎたら、転職はおろか、アルバイトさえ狭き門なのです。
困り果てて、思いついた仕事先は
花仕事専門の派遣会社に登録する事でした。
結果、スキルによって時給が決まり、仕事は無限にありました。
派遣されて一定期間働いたお花屋さんから、毎回スカウトされて迷うほどでした。
花仕事のスキルに救われて、初めて気づく。
花スキルを身につけておいて、良かった。
心からそう思った理由は、正社員としてのスキルや経験値は、私を救ってくれなかったから。
企業に捧げてきた能力は、年齢という賞味期限がくれば無力になった。それを痛感しました。
今だに、その頃登録したお花の派遣会社から定期的にメールで仕事の案内が来ますよ。(行きませんけど。。。)
若いうちに、本業以外でスキルを身に付けるべし
今も、そしてこれからの時代も、「一つだけの仕事」で生きていくのは難しい
世の中になっていくと思います。
職種は1つでも、1カ所からの収入のみは、かなり危険です。
コロナのような、予想外の出来事がこれから先起こる可能性がある以上
収入源は、沢山ある方が生き延びていける。そう思います。
スキル、技術は、誰にも簡単に真似出来る物ではないし
身に付いたら、一生自分の財産です。
雇われるにしても、独立するにしても。
花屋の仕事、フローリストの仕事、フラワースクール講師って
そこまでのスキルが無くても出来ると思う人も、まだまだ多いです。
でも実際は、即戦力が年々減っていて、どこの花屋でも人手不足、
どこの花屋も経営者含め、フローリストの平均年齢が40代から60代です。
そのくらい花屋の即戦力スキルを持つ人は少ないのです。
だからこそ、若い人の力が必要とされているし、
我々にも、フローリストを育てる義務があると思っています。
少しでもお花のお仕事に興味がある方、副業でも本業でも良いのです。
一歩踏み出してみませんか。
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