Noriko Shimosaka
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Mac を数日手放したら、思い出したアナログの世界 Blog

想像以上に早くに修理を終えて帰ってきた! よかった。。。 しかも、修理代ゼロ。 5年間保証つけておいて正解でした。   さて、Macがいない間、アナログな仕事をこなしておりました。 「これまでにないデザイン」   を生み出すために、今までやったことがない方法で地道な情報収集やら、 歴史を調べたり、配色のパターンを20通りくらい作ったり、 降りてきたイメージをデッサンしたり。   Macに頼っていたことは、デザインアイデアを形にする事であって デザインを生むわけじゃない。   デザインを生むときは、いつだって紙とペン。 何十通りも、何百通りも書いていると、点と点が繋がって見える瞬間が来る。   その瞬間に、使いたい植物が決まり、配色が決まっていく。 イメージがハッキリと見えて来る。   Macが居なくなって、そんな時間を後回しにしていたことに気がつく。   初期の頃や、何年も前のデザイン写真を並べて見たら、自分が過去に作った作品の一部にヒントが隠れて居て、ハッとしたり。また新しいものが浮かんだりする。   デザインを決める時って、いくつも枝葉に分かれたアイディアがあって、その組み合わせと、その時の気分と、その時の自分がいい!って信じたものを選んでいく。 そしてクライアントが一番望むものであり、今までにないイメージを引き出す力があるかどうか。 四方八方からメスが入って、要らないものは削ぎ落とされ、最終的にはしっくり来る場所に落ち着く。   だから当然、手からこぼれたアイディアが、作品にはいくつも隠れて居て。 可能性がいくつも隠れているほど、「いい!」ってなる。 それは作り手にしか見えないもの。   Macを数日手放したら、とても貴重な時間と記憶を取り戻すことが出来た。 作り手には、アナログな時間と作業って必須だ。   これから生まれるデザイン、何だか楽しみ^^