お花の技術を身につけるために、スクールへ来る生徒さん、
色々とアレンジメントや花束が作れるようになってくると、すぐに販売したり
WSを始める方が多いです。
自分の商品やスキルが、どんな客層にどのくらいの金額で売れるのか。
そこまで考えて始める人は、ほぼ皆無。
私もそうでした。
とにかく「やってみたい」それだけ。
逆に、色々と考えすぎて一歩を踏み出せない方が、いつしか夢も遠のく。
だから、最初はそれで良いと思うのです。
上手くいくかどうかなんて誰にも分からないし、上手くいかなくても問題ないから。
間違わないように
失敗しないように
そんな昭和の価値観は、もうすでに存在しません。
失敗するということは、もう一度チャンスがあるということ。
次のために気づかせてくれたのです。
その経験が。
そう。経験しないとわからない事だらけです。
でも、無駄な経験したくない、近道が良い。
そんな生徒さんが多い気がします。
近道を探しているうちは、何事もうまくいかない
技術は、経験が育ててくれます。
逆に経験が浅いと、技術力は上がっていかないのです。
お花屋さんになりたいなら、花屋で経験を積む
個人でwsやりたいなら、wsの回数と人数を増やす
自分のオンラインショップを持ちたいなら、ひたすら商品作って販売する
講師になりたいなら、まずは友達に教えてみる
そうやって経験すると思うように出来なかったり、全く売れなかったり
クレームが出たり、花材を思うように揃えられなかったり、いろんなマイナスが出てくる。
そこでスクールに来てほしいんですよね。
皆さん、スクールで完璧にしてから世に出ようとする。
世に出てうまくいかなかったら、そこで辞めてしまったり、諦める人が本当に多い。
勝負はそこからなんですよ。
夢の実現はそこから。
自分のやりたい形でまずはやってみる。
躓いた時は、何かが足りないのです。
大半は技術です。
お客様が満足してくれない、気に入ってもらえなかった、
では満足してもらうためには、どんな商品だったら良かったのか。
自分がそれをもらったら、嬉しいと思えるか。
その金額で購入するだろうか。
答えがノーなら、その時こそスクールに来ていただきたいな、そう思います。
経験しながら技術を学ぶ事こそが、技術職の近道ですよ。
フラワースクールは、経験者が技術を磨く場へと進化し始めた
私がお世話になっているストリートアカデミーさんから、最近ある提案をいただきました。
初心者さん向けレッスンだけではなく、中級及び上級者向けのレッスンを
ぜひ出してください、との事。
最近はある程度、基本を学んだ方がワンランク上の技術やスキルを求めている
ケースが増えているそうです。
ちょっと嬉しくなりました^^
この写真の3つのアレンジメント、「スプレイシェイプ」という基本形を応用したものなんですが、全く違うものに見えませんか?
花束をテーブルに置いたようなアレンジメント。
基本は同じでも、花材と作り方を少し変えただけで印象がガラリと変わりますよね。
基本形を習ったら、ぜひ自分で色々と試してみて欲しいのです。
その時間が、「個性」を育てます。
その人にしか作れない商品へと育っていくんです。
その段階で、何をどうしたらわからないうちはまだ基本が必要な証拠です。
基本が身につけば、自然と自分で色々と作りたくなってきますから。
フラワースクール、経験値に合わせてうまく活用してくださいね。


