自分の場合は、どのように準備していくのか ここで、改めて自分との対話が始まります。 それまで自分の事分かっているようで、分かったつもりになっていた、という事実にも直面し。 自分の棚卸し ですかね。 まずは、「不安」を潰していこう という事で、会社を年内で辞めた後、退職金はどのくらいで、年金はどのくらいもらえるのか。 また、会社を辞めてしまった後、どのくらいの生活費が必要か。住居や仕事の拠点はどうするか。 それによって、生活費が大きく変わってくるので、真剣に考えたいところです。 そして、これまで会社が払ってくれていた年金保険、住民税等、どの位の出費になるのか。 プラス どういう仕事のスタイルで稼ぐのか が、何となーくふわふわと、妄想程度でしたので、そこも考えようと。 まずは、この2つ(金銭的な事と仕事のスタイル)に絞りました。
金銭的な不安を潰すための情報収集
会社の諸々な事は、会社や個人のデータベースに情報があるので、そこを入社以来初めて真剣に読みまして。。。笑 へーみたいな事が沢山ありましたね。 そこをベースに、どのくらいの貯金が必要か、資金はどのくらい必要か、月収と年収の目標など 徐々に色々と組み上がってきて。 このくらいの稼ぎが最低限必要、って金額と、このくらい稼ぎたい、いつまでにこのくらい、最終的にこのくらい、と。 大まかではありますが、見通しは立ったかな。何とかなるかな。 と思えるまで、色々と調べたり勉強しました。 「個人事業の経理」みたいな本も沢山読みましたね。 ちょうどその頃、会社の管理職向けの講習で、アカウンティングを受講し、B/S, P/Lを学んでいたんです。講習最後の確認テストで98点を取り、あれ?これ面白いかも。もっと勉強したいかも。と数学苦手な私がビジネス会計の勉強を始めたのも、この頃でした。 フリーになった時に絶対に役立つと思ったのと、珍しくお花以外で自分が「面白い」と思えた事だったので、大事に育てて見たいと思ったんです。 今のところ、今年の9月に3級チャレンジに向けて、勉強中です。 あとは将来を考えて投資の勉強も独学で始め、NISA を始めたり、 IDECO の資料を取り寄せたりして、徐々に準備が始まっていきました。
お花の仕事で食べていくという事
「引き寄せ」という言葉、皆さんは信じますか? 私はそこまで実感した事なかったんですが、今回の早期退職を決めて、お花の仕事だけで生きていくと決めた途端に、引き寄せが始まったんです。 某有名雑誌社から掲載のオファーが突然、HPからメールで飛び込んできたり、知り合いを通じて仕事が舞い込んできたり、個展に招待があったり、コミュニティ作りのセミナーにお誘いがあったりと。。。本当にたて続けにいろんな話が舞い込むようになって驚きました。 でも今になって冷静に考えれば、決してそれは魔法のように不思議な事が起こったわけではなく、私自身、これまでお世話になった人達に1年後独立する決心をした事を含め、年末年始のご挨拶状を送ったり、人が集まる場には時間が許す限り顔を出したり、仕事に必要なセミナーへ出向いたりと、これまでしてこなかったような行動をしていました。 そういう自分の行動が、それに相応するような事象を引き寄せたのかなと。 それにしても、それらのオファーによって私の仕事や生活、付き合う人々が徐々に変化していき、自分の中で、「会社員の自分」がどんどん薄れていくのを感じました。 同時に、「この世界」で生きていくのだという「覚悟」が出来たようにも思います。 会社を辞める年の初めに、このような気持ちになれた事は、今思っても大事な事だったと思います。不安だけが大きかった気持ちから、「出来るかも知れないという自信」が持てたこと。 まずは、このように自分自身のマインドが整う事が、スタートには不可欠だったと思います。 花の仕事に関しては、自分のやりたい事が実際にどのくらいの利益を生むのか、また依頼された仕事の反響が自分の想像とは違っていると、何が良くて、何がダメだったのか。 そんな風に自分の仕事を1つ1つ分析して、「求められる事」と「自分のやりたい事」をすり合わせるようになっていきます。 フリーランスになるには、という本も沢山読みましたが、どれもIT関係だったり、多くがWEBデザイナーを想定した本ばかりで、私には当てはまりませんでした。 お花屋さんやウェディングの仕事以外で、フリーランスとしての花仕事って、どこにも本が無いという事は、逆にラッキーだと思いましたね。 やった事ある人がいないという証拠だから。 未開発の分野だということに、喜び、さらにやる気が湧いてきました。 次の記事では、花仕事をどの様に広げて行ったか、お話します。